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2015年 06月 21日
朝日新聞月一回の連載「論壇時評」、4年間48回分が書籍化された。
とりあえず一気に読み、それから何度も繰り返し、ページを開いている。 毎回のテーマは、私には閉塞感しか感じられないようなことばっかり。 それでも顔を上げようと、遠い未来から自分自身を、今の社会を見ようと、 励まされる。 およそ文章や映像や音声になっているものすべてを、 高橋さんはインプットしているのではないかと思えるほどの情報量。 それらを冷静に見つめる視線は、ものごとの奥深く広がっていく。 地中深くどこまでも根を張り巡らせ、地上では枝葉を豊かに繁らせる 大きな大きな樹の姿が、私の頭に浮かんだ。 高橋さんの言葉は、その葉の隙間からこぼれてくる陽の光のような気もした。 ぼくらの民主主義。 本当の民主主義ってこういうことか。 ときに一人称が「おれ」になる高橋さんの「ぼくら」「ぼくたち」に、 仲間入りしたいと思った。 新聞を開くのが嫌になった時期があったし、見逃してしまった月もある。 読み直すために切り取っておけばよかったと残念にも思っていた。 朝日新聞の読者でない人にも読んでもらえることも、嬉しい。
by kirja
| 2015-06-21 13:53
| 絵本のこと
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Comments(4)
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小鳥
at 2015-06-25 20:09
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小鳥です。お取り寄せをお願いできますか?
子どもの未来社 「ウホウホあぶない ウホウホにげろ」 原案:日隅一雄 文:一色悦子 絵:市居みか
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kirja at 2015-06-26 18:21
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小鳥
at 2015-08-11 13:53
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昨日、北区の書店で、ご紹介されている高橋さんの新書を買いました。パラパラと読んでいます。店長さんもお薦めの本でした。それにしても、イイ書評ですね。彼が聞いたら泣いて喜ぶことでしょう。「樹の葉」と「言葉」とが、巧まずして続けて出てきたのには、唸りました。流石です。
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by
kirja at 2015-08-14 13:10
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