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2011年 09月 09日
晴れた夜空に、少しずつ月が満ちていきますね。
西加奈子さんの「きいろいゾウ」という小説も、月にまつわる印象的な部分があって、 とても好きです。 「おつきさま」 絵/杉田明維子 再話/篠原一郎・本下いづみ “むかし、その村の夜空に月がなかったころ…”で始まるおはなし。 もとはグリム童話ですが、杉田さんのプリミティブな絵を見ていると、 ネイティブ・アメリカンに伝わるお話のような感じもします。 今、私たちが月を見上げることができるのは、こういったわけなんですね。 「月おとこ」 作/トミー・ウンゲラー 月に暮らす月おとこは、 毎晩地球の楽しそうな人間たちをを眺めては、うらやんでいました。 ある時、思い切って地球にやってきましたが…。 月おとこが“また行きたいな”って思ってくれるような地球や私たちになるには、 かなりの努力が必要です。 「月の花」 作/アイナール・トゥルコウスキィ 古びた石の屋敷に住む、ひとりの男。 彼が大切にしている庭で見つけた大きな蕾は、待っても待っても咲かないのでした。 文章による描写も、シャープペンシルで描かれた絵も、あまりにも細密。 それがこの本の中の時間と空間を、現実的で幻想的なものにしています。
by kirja
| 2011-09-09 17:54
| 絵本のこと
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Comments(4)
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