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2011年 06月 10日
時の流れを感じられる、そんな絵本をいくつか紹介します。
「だくちるだくちる…はじめてのうた…」 原案/V.ベレストフ 文/阪田寛夫 絵/長新太 にんげんが うまれる ずっと ずーっと まえのまえ そのまた ずーっと まえに イグアノドンが いた ひとりぼっちのイグアノドンが、火山が噴火するどがーんのほかに初めて聞いた音。 「だくちる だくちるる」 初めての友だちプテロダクチルスが歌う、地球に生まれた初めての歌。 じわんと身体の中に広がる、シンプルな感動。 長さんのダイナミックな絵が、太古の地球の美しさとイグアノドンの嬉しさを まるごと表現してくれています。 「岸辺のふたり Father and Daughter」 作/マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット 訳/うちだややこ 岸辺に娘を残し、水平線にむかって小さな船を漕ぎだした父親は、 そのまま帰ってきませんでした。 夏が去り 冬が去る 少女の車輪と 季節はめぐる そして 木々は成長する 父を想いつづけながら年を重ねる少女の姿と、 それを描くセピアカラーが、せつなく美しい絵本です。 「おじいさんの旅」 作/アレン・セイ おじいさんの生きた時代とぼくの時代。重なり合う時間と空間の中で、 ぼくは、おじいさんを想い故郷を想いながら、今とこれからを生きていく。 淡々とした絵と文章が、物語を個人的なものにしていません。 古いアルバムをめくっているかのような絵本です。 もういちど、おじいさんにあいたい。
by kirja
| 2011-06-10 17:12
| 絵本のこと
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