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2010年 09月 25日
この本は、アキ・カウリマスキの映画「過去のない男」の角田さんの感想文だそうです。
私はこの映画を観ていないので、なんの先入観も持たずに読みました。 彼女はどこから来て、どこへ向かうのか。 自分の名前も、今いる場所もわからず、言葉も通じない。 手がかりになるのは、1枚の切符と小さな銀色の鍵。 けれど彼女は、がむしゃらに自分を取り戻そうとするわけでもなく、 車窓に映る景色とともに、ただただ「今」を受け入れていく。 もともと映画から生まれた本ではあるけれど、映画化してほしいなあと思います。 読みながら私の頭の中では、宮崎あおいさん主演の映像がずっと流れていました。
by kirja
| 2010-09-25 14:59
| 絵本のこと
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