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2010年 01月 11日
第2次世界大戦中、ナチスの強制収容所の中で、こどもたちによって
上演されていたオペラが絵本になりました。センダックの最新作です。 このようなオペラがあったことも、センダックがユダヤ系アメリカ人ということも、 この本を読んで初めて知りました。 センダックの絵本からは、いつもなにかしら強いメッセージを感じていましたが 彼の持っているこういった背景のせいでしょうか。 鮮やかな色彩からは、なんともいえない暗さが漂っているように思えます。 こどもたちが力を合わせ「悪」に勝つというストーリーも、 希望を与えてくれているようで、最後のページでは恐ろしさを感じます。 「戦争」や「悪」というものは、気付かないうちにすぐそばに忍び寄っていて 前半に描かれているおとなたちのように、知らないうちにそれに加担する存在に なってしまうということを強く感じました。 「ブルンディバール」を読んだ方、ぜひ感想をおききしたいです。
by kirja
| 2010-01-11 19:21
| 絵本のこと
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Comments(2)
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